夜道で痴漢に遭った話

こんにちは!

今回のブログは少し嫌な話をします。

でもこのお話をすることで、似たような経験をされた方の助けになればと思います。


まず、簡単に話すと、夜道で痴漢の被害に遭いました。

痴漢に遭ったのは、バイト帰りの道です。

その道は家からそんなに遠くなく、家から一番の近道なので、いつも通っていました。

ただ、その道には街頭がなく、人通りも少ないです。


いつもその道を歩く時、人とすれ違うことがないか、もしくは、自転車や同じく女性の人1〜2人とすれ違うくらいで、あまり後ろに警戒したこともなかったです。今思えばほんとに不用心だったと思う。


被害に遭った日もいつも通り特に背後に気をつけることもなく、携帯でLINEやTwitterをみつつ帰っていたのですが、急に胸を鷲掴みにされたのです。

あまりの驚きと恐怖で体が震えて、なにも出来ませんでした。そのあと、犯人は私の方を何度も振り返りながらにやにやしながらゆっくりと自転車で去っていきました。


とりあえず家に着いて、初めて痴漢にあったので、どうすればいいのか迷って、検索をかけ、いろんな記事を読んだ結果、他の人に被害が及んだり、自分への再被害の可能性も考え、警察に通報しました。


とりあえず110番をして、被害状況の説明をして、そのあと警官が行くので住所を教えてくださいとのことで住所を伝えました。また、その際に着ていた服から犯人のDNAが取れるかもしれないので袋に入れて保管しておいてくださいと教えていただき、指紋の付いているところを内側にして袋に入れました。


少ししてから、警察官の方々が家に来て、もう一度被害当時の状況を説明しました。家の前に来た警察官の方がたは4人(全て男性)でした。そのあと、これから現場に行って当時の状況を再現して写真を撮ること、警察署にて被害届やその他書類を準備すること、服の指紋の調査をすることを説明され、外に出る準備と身分証をお願いします。と言われ、一度家に帰り、準備をしました。


そのあと、現場に行き、被害にあったのはどのへんですか?犯人はどう去って行きましたか?など被害当時の状況を何度も聞かれて、出来るだけその時に近くなるように再現してくれました。その時には6〜7人ほどの警察官の方がいました。


そのあと、警察の方の車で警察署に行き、調書の作成をしました。この時担当してくださった方は女性の警察官です。

もし、途中でしんどくなったり、気分が悪くなればいつでも言ってくださいねと声をかけてくださり、本格的に調書作成のための質疑応答をしました。

印刷してくださった地図で自分の帰宅経路を説明(駅等から尾行されていた可能性もあるため)し、その日のバイトが終わった時間、お店を出た時間、電車に乗った時間等を説明しました。

調書の途中で、指紋採取のため、服などのあたりを触られたのかを確認したり、いくつかの書類に記入したりしました。

そのあと、訂正等があれば言ってくださいとのことで警察官の方が調書を読みながら確認をしました。


通報したのが、22時頃で全て終了したころには深夜2時を過ぎていたと思います。帰りは警察官の方が送ってくださいました。

夜遅くでしたが、警察の方はみなさん、真剣に話を聞いてくださり、犯人が逮捕できるように一生懸命取り組んでくださっていました。


あまりに突然すぎて私が動揺していたこと、また、暗い夜道だったことで犯人の特徴をあまり覚えていなかったのですが、何度も思い出したりしないですかね?と聞いてくださり、その度に申し訳なくなりました。



私が今回こうしてブログを書いているのは、自分が初めて痴漢被害に遭って、戸惑ったり、こうしておけばよかったと思ったことを伝えたかったからです。


夜道で痴漢にあった時、まずは自分の身を守ることが最優先なので、走って逃げる、通報するなどが一番です。

ただ、もし、出来ることなら無音のカメラ(音が出るものだと犯人が逆上したりして暴行される可能性があるため)(最近なら加工アプリなどを使用するのが良いと思います)などで写真や動画を撮っておくことが良いと思います。犯人逮捕に近づくので。(車の中で警察の方に聞いた時もそうおっしゃっていました)


また、時間をとにかく詳しく答える必要があります。防犯カメラ等の映像を確認するためです。今回私は、Weverseの通知が来たことで時間を特定出来たのですが、そうでなければあやふやな時間しか分かりませんでした。

なので、被害に遭った時の時間をスクリーンショットで残しておくことや、何かしらのアプリで確認出来そうなら確認しておくこと、そしてそれをメモしておくことが大切だと思いました。

ただ、被害に遭ってすぐは怖くてなかなか冷静な判断が出来ないので、できなくても自分を責めないでほしいです。

なにより、家に着いてからでもいいので、とにかく警察の方に連絡してください。

自分と同じように被害に遭う方を出さないようにすることが出来るかもしれないし、何より犯人を逮捕してもらえる可能性もあるからです。自分にまた被害が及ぶ可能性だってあります。


被害に遭うと本当に驚いて、怖くて、頭が動かなくてどうすればいいか戸惑いますし、しばらく感触が消えず、気分も落ち込みます。夜道を歩くのも怖いし、今回は怪我もなく家につきましたが、次はそうじゃないかもしれないし、また同じ被害に遭うかもしれないという思いが消えません。

痴漢は許していいものではないです。犯人は絶対に罰を受けるべきです。だからこそ、少し勇気と根気がいりますが、必ず警察に通報してください。出来ることなら、その時の状況をメモに残しておくことをおすすめします。


追記(2021.5.27)

この被害を受けた後、被害届を出した警察署の方から、未だ犯人は逮捕できていないこと、そして、あの日以来体調や精神状態はどうですか?しんどくなったりしてないか気になって、という電話をいただきました。「被害に遭った直後は、家の中でも暗いと怖くて不安でしたが今は夜道も一人で大丈夫です。ただ、常に警察に連絡できるように準備して、後ろを警戒しながら歩いています」と伝えて、電話を終了しました。あの日、とても丁寧に被害に向き合ってくださり、もう一年が経とうとしている今でもこうしてご連絡してくださる警察の方には感謝でいっぱいですし、全ての警察がこうだとは言えませんが、こうしてたしかに被害者に真剣に向き合ってくださる警察の方もいらっしゃるということを伝えるために、今回追記の形で文章を追加しました。被害を受けたあと、どうするべきか、その答えを私ははっきりとこうだと明言できませんが、「警察に通報する」ということが被害者の方にとって一つの選択肢として存在すればいいと思います。


拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。